品川神社
後鳥羽天皇(ごとばてんのう)の御世、文治三年(1187年)に、源頼朝が海上交通安全と、祈願成就の守護神として、安房国の洲崎明神である、天比理咩乃命(あめのひりのめのみこと)を勧請して、品川大明神と称し、今は社名を品川神社と改めました。
品川神社(しながわじんじゃ)は、東京都品川区北品川にある神社で、旧称品川大明神、品川鎮守といわれています。荏原神社を南の鎮守と言うのに対し、北の鎮守として親しまれ通称「北の天王」といいます。この一帯の「品川」という地名の由来でもあるのです。
灯篭、水盤など貴重な石造物が多く、6月の北の天王祭や大神輿は有名です。徳川家より寄進された天下ひと嘗めの御神面や葵神輿等、徳川家とゆかりが深いことでも知られています。また品川富士・板垣退助の墓も有り、見所は多いところでもあります。
品川富士は品川神社入り口のところいあり、ここでお参りをすれば富士山まで行ったことのご利益を得るというもので、身体が不自由で遠くまでお参りにいけない江戸の庶民に喜ばれたものでした。
元応元年(1319)に二階堂道蘊が宇賀之売命を勧請。さらに文明10年(1478)、太田道潅が素盞嗚尊を勧請したことから、南の天王社(荏原神社)に対し、北の天王社と呼ばれるようになりました。
寛永14年(1637)、徳川家光の命により、萬松山東海寺の鎮守とされ、「稲荷社」と号しました。
明治元年(1868)、准勅祭社に列格し、品川神社の旧称に復しました。昭和7年(1932)、には東京市の拡大を記念して報知新聞が主催した新東京八名勝の第3位に選ばれました。
例大祭は「北の天王祭」と呼ばれ、荏原神社の「南の天王祭」と合わせて「品川天王祭」と称します。品川の神輿は江戸の神輿と違い、神輿に取り付けられた締太鼓(大拍子と呼び、竹の撥で叩く)と篠笛の品川拍子に合わせ、荒々しく担ぐことが特徴。品川神社の大神輿には、徳川家康奉納の「天下一嘗めの御神面」が取り付けられる。また、おいらん道中も行われ、非常に賑やかです。
御祭神
天比理乃咩命(あめのひりのめのみこと)
素盞嗚尊(すさのおのみこと)
宇賀之売命(うがのめのみこと)
所在地 | 〒140-0001 品川区北品川3-7-15 |
TEL | 03-3474-5575 |
FAX | 03-3474-5599 |
最寄駅 新馬場駅
京浜急行・青物横町駅から徒歩5分
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