東京十社関連の用語集

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あ行

あしかが‐たかうじ【足利尊氏 】

[1305~1358]室町幕府初代将軍。在職1338~58。初め高氏と称し、後醍醐天皇の諱(いみな)尊治の一字を賜って改名。元弘の変で六波羅(ろくはら)を攻め落としたが、のち天皇に背き、持明院統(じみょういんとう)の光明天皇を立てて北朝を興した。延元3=暦応元年(1338)に征夷大将軍となり、室町幕府を創始。

うぶすな‐がみ【産土神】

生まれた土地の守り神。近世以降は氏神や鎮守の神と混同されるようになった。うぶがみ。うぶすなのかみ。

えんきょう【延慶】

鎌倉後期、花園天皇の時の年号。1308年10月9日~1311年4月28日。延享の年号ができてから「えんけい」と読んで区別するようになった。



か行

かげん【嘉元】

鎌倉後期、後二条天皇の時の年号。1303年8月5日~1306年12月14日。

かつ‐かいしゅう【勝海舟】

[1823~1899]幕末・明治時代の政治家。江戸の人。名は義邦、のち安芳(やすよし)。通称、麟太郎。安房守(あわのかみ)。蘭学・兵学を学び、万延元年(1860)幕府使節とともに、咸臨丸(かんりんまる)を指揮して渡米。幕府海軍育成に尽力。
幕府側代表として西郷隆盛と会見し、江戸無血開城を実現。明治維新後、海軍卿・枢密顧問官などを歴任。著「吹塵録」「海軍歴史」、自伝「氷川清話」など。

かん‐じょう【勧請】

神仏の分身・分霊を他の地に移して祭ること。「熊野権現(くまのごんげん)を―する」

かん‐ぎょ【還御】

天皇・法皇・三后が出かけた先から帰ること。転じて、将軍・公卿が出先から帰ることにいう場合もある。還幸。

かん‐ぺい【官幣】

《「かんべい」とも》昔は神祇官(じんぎかん)から、明治以降は宮内省から、祈年祭・月次祭(つきなみのまつり)・新嘗祭(にいなめさい)などに、一定の社格の神社にささげた幣帛(へいはく)。

かんぶん【寛文】

江戸初期、後西(ごさい)・霊元天皇の時の年号。1661年4月25日~1673年9月21日。

ぎ‐じょう【儀仗】

儀式に用いる装飾的な武具・武器。2 儀式。

き‐ずい【奇瑞】

めでたいことの前兆として起こる不思議な現象。瑞相(ずいそう)。吉兆。

き‐ひ【忌避】

きらって避けること。「徴兵を―する」

きん‐じゅう【禽獣】

鳥とけだもの。鳥獣。「―にも劣るやから」[類語] 動物

ぎょう‐こう【行幸】

天皇が外出すること。行く先が2か所以上にわたるときには巡幸という。

きょうほう【享保】

江戸中期、中御門(なかみかど)・桜町天皇の時の年号。1716年6月22日~1736年4月28日。きょうほ。

 

けいしょう‐いん【桂昌院】

[1627~1705]徳川5代将軍綱吉の母。京都の人。名は宗子。お玉の方。3代将軍家光の側室となり、家光の死後、大奥に勢力をふるった。仏教に帰依し、綱吉に生類憐みの令を出させたといわれる。護国寺を建立。

けいちょう【慶長】

後陽成・後水尾(ごみずのお)天皇の時の年号。1596年10月27日~1615年7月13日。きょうちょう。

げんこう【元亨】

鎌倉末期、後醍醐天皇の時の年号。1321年2月23日~1324年12月9日。

げんぶん【元文】

江戸中期、桜町天皇の時の年号。幕府では8代将軍徳川吉宗の時代。1736年4月28日~1741年2月27日。

 

ごさい‐てんのう【後西天皇】

[1637~1685]第111代天皇。在位1654~63。後水尾天皇の第7皇子。名は良仁(ながひと)。
初め高松宮を継いだが、後光明天皇に皇嗣がなかったために即位。和歌にすぐれ、歌集「水日集」、日記「後西院御記」がある。


ごだいご‐てんのう【後醍醐天皇】

[1288~1339]第96代天皇。在位1318~39。後宇多天皇の第2皇子。名は尊治(たかはる)。
天皇親政・人材登用など政治の改革に努め、鎌倉幕府打倒を図ったが、正中の変(1324)・元弘の変(1331)に失敗、隠岐(おき)に流された。
のち、脱出して建武の中興に成功したが、足利尊氏(あしかがたかうじ)の謀反により2年余で新政府は倒れ、後村上天皇に譲位、吉野で死去。編著に「建武年中行事」など。


ごとば‐てんのう【後鳥羽天皇】

[1180~1239]第82代天皇。在位1183~98。高倉天皇の第4皇子。名は尊成(たかなり)。
祖父後白河法皇の院政下、神器継承なしに即位し、譲位後、土御門(つちみかど)・順徳・仲恭(ちゅうきょう)3帝にわたって院政を執った。北条義時追討を謀って承久の変を起こしたが失敗、隠岐(おき)に流された。
蹴鞠・琵琶・笛などの芸能や和歌にもひいで、新古今集を勅撰。日記「後鳥羽院宸記」がある。

ごみずのお‐てんのう【後水尾天皇】

[1596~1680]第108代天皇。在位、1611~29。後陽成天皇の第3皇子。名は政仁(ことひと)。
禁中並公家諸法度の制定などによる幕府の圧迫に対する不満から明正天皇に譲位、その後4代にわたって院政を執った。学問・詩歌を好み、洛北に修学院離宮を造営。歌集「鴎巣集」がある。


ごようぜい‐てんのう【後陽成天皇】

[1571~1617]第107代天皇。在位、1586~1611。正親町(おおぎまち)天皇の皇子誠仁(のぶひと)親王の第1王子。
初名、和仁(かずひと)、のち周仁(かたひと)。儒学・和学を好み、古文孝経・日本書紀神代巻などのいわゆる慶長勅版を刊行。

ごん‐げん【権現】

1 仏・菩薩(ぼさつ)が人々を救うため、仮の姿をとって現れること。

2 仏・菩薩の垂迹(すいじゃく)として化身して現れた日本の神。本地垂迹説による。熊野権現・金毘羅(こんぴら)権現などの類。

3 仏・菩薩にならって称した神号。東照大権現(徳川家康)の類。

ごんしゅ【厳修】

仏教で、儀式を厳かに執り行うこと。 大遠忌(だいおんき)を―する



さ行

さが‐てんのう【嵯峨天皇】

[786~842]第52代天皇。在位809~23。桓武天皇の皇子。名は神野(かみの)。「弘仁格式」「新撰姓氏録(しょうじろく)」などを編纂(へんさん)させ、蔵人所(くろうどどころ)・検非違使(けびいし)などを設けて律令制の補強を行った。また、能筆で知られ、三筆の一人。

さくらまち‐てんのう【桜町天皇】

[1720~1750]第115代天皇。在位1735~47。中御門(なかみかど)天皇の第1皇子。名は昭仁(てるひと)。
和歌に長じ、歌集「桜町院坊中御会和歌」「桜町院御集」などがある。

しゃ‐りょう【社領】

神社の領地。社地。神領。

しゅいん‐じょう【朱印状】

朱印を押した書状。特に、戦国時代以後、将軍や武将が所領安堵(あんど)・海外渡航許可などの際に発行した公文書で、花押(かおう)の代わりに朱印を押したもの。御朱印。

じゅん‐こう【巡幸】

天皇が各地を見回って歩くこと。

しょう‐し【小祠】

小さなほこら。小さな社(やしろ)。

しょうとく【正徳】

江戸中期、中御門(なかみかど)天皇の時の年号。1711年4月25日~1716年6月22日。

じりゃく【治暦】

平安中期、後冷泉(ごれいぜい)・後三条天皇の時の年号。1065年8月2日~1069年4月13日。ちりゃく。

しんこうさい【神幸祭】

神霊が本社から他所に移る行事を中心とする祭り。渡御祭。御旅祭。


しん‐とく【神徳】

《古くは「じんとく」とも》神の威徳。

しんぶつ‐しゅうごう【神仏習合】

日本固有の神の信仰と外来の仏教信仰とを融合・調和するために唱えられた教説。
奈良時代、神社に付属して神宮寺が建てられ、平安時代以降、本地垂迹説(ほんじすいじゃくせつ)やその逆の反本地垂迹説などが起こり、明治政府の神仏分離政策まで人々の間に広く浸透した。

 

 

す 

すう‐けい【崇敬】

あがめうやまうこと。尊崇。「生き仏として―する」「―の念」

すさのお‐の‐みこと【素戔嗚尊/須佐之男命】

日本神話の神。伊奘諾尊(いざなぎのみこと)・伊奘冉尊(いざなみのみこと)の子。天照大神(あまてらすおおみかみ)の弟。多くの乱暴を行ったため、天照大神が怒って天の岩屋戸にこもり、高天原から追放された。出雲に降り、八岐大蛇(やまたのおろち)を退治し、奇稲田姫(くしなだひめ)を救い、大蛇の尾から得た天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)を天照大神に献じた。


 

せん‐ざ【遷座】

神仏または天皇の座を他の場所に移すこと。また、それが移ること。「御神体を新殿に―する」

そみん‐しょうらい【蘇民将来】

神に宿を貸した善行により茅(ち)の輪の法を教えられ、子孫に至るまで災厄を免れることを約束された説話上の貧者の名。→ 茅(ち)の輪

そん‐しん【尊信】

尊び信頼すること。また、尊んで信仰すること。

そん‐すう【尊崇】

尊びあがめること。尊敬。そんそう。「祖先を―する」



た行

たいけん‐もん【待賢門】

平安京大内裏外郭十二門の一。東面の中央で、陽明門の南、郁芳門の北にある。中御門(なかのみかど)。

たいせい‐ほうかん【大政奉還】

政権を天皇に返上すること。慶応3年(1867)10月14日、江戸幕府の第15代将軍徳川慶喜(とくがわよしのぶ)が政権を朝廷に返上することを申し入れ、朝廷が翌15日それを受け入れたこと。これによって鎌倉幕府以来約700年続いてきた武家政治は終了した。

たいら‐の‐まさかど【平将門】

[?~940]平安中期の武将。高望(たかもち)の孫。下総(しもうさ)を本拠として土着豪族の伝統的勢力を継承、伯父国香を殺し、関東の最強豪族となった。下総猿島(さしま)に王城を営み、文武百官を置いて新皇と称したが、平貞盛・藤原秀郷(ふじわらのひでさと)に攻められて敗死。

 

ちゅう‐ひつ【駐蹕】

天子が行幸の途中、一時乗り物をとめること。また、一時その土地に滞在すること。駐輦(ちゅうれん)。

ちゅう‐れん【駐輦】

《「輦」は天子の乗る車》「駐蹕(ちゅうひつ)」に同じ。

ちょう‐ぎ【朝儀】

朝廷が行う儀式。公の儀式。

ちょく‐さい【勅祭】

勅命によって行われる祭事。

ちょく‐し【勅使】

勅旨を伝える使者。


ちょく‐し【勅旨】

1 天皇の意思。詔勅の趣旨。
2 律令制で、天皇の勅命を下達する文書。尋常の小事の場合に用いられた

ちょく‐めい【勅命】

1 天皇の命令。勅諚(ちょくじょう)。みことのり。
2 明治憲法下で、法律・勅令の形式によらず、天皇が国家機関に直接下した命令。


ちん‐ご【鎮護】

災いや戦乱をしずめ、国の平安をまもること。「祖国を―する」

 

てんまんてんじん【天満天神】
菅原道真の霊を神格化した呼称。また、それをまつる神社。天満大自在天神。

 

とび‐うめ【飛梅】

菅原道真が大宰府(だざいふ)に左遷されるとき、大切にしていた庭の梅の木に「東風(こち)吹かば匂ひおこせよ梅の花あるじなしとて春を忘るな」の一首をかけて去ったところ、その梅の木が道真を慕って、大宰府にまで飛んで行ったという故事。また、その故事にちなんだ、太宰府市安楽寺の梅。
 
 



な行

なか‐みかど【中御門】

待賢門(たいけんもん)の異称。

 

にゃくいちおうじ【若一王子】

「若宮一王子」の略。熊野神社の末社諸王子中、第一位のもの。

 



は行

はいぶつ‐きしゃく【廃仏毀釈】

《仏教を廃し釈迦(しゃか)の教えを棄却する意》
明治政府の神道国教化政策に基づいて起こった仏教の排斥運動。明治元年(1868)神仏分離令発布とともに、仏堂・仏像・仏具・経巻などに対する破壊が各地で行われた。
 

はつ‐れん【発輦】

天皇の車が出発すること。

はやし‐らざん【林羅山】

[1583~1657]江戸初期の儒学者。幕府儒官林家の祖。京都の人。名は忠・信勝。法号、道春。朱子学を藤原惺窩(ふじわらせいか)に学び、徳川家康から家綱まで4代の将軍に侍講として仕えた。上野忍岡の家塾は、のちの昌平坂学問所の起源となった。著「羅山文集」など。

 

ふ‐しん【普請】

禅寺で、多数の僧に呼びかけて堂塔建造などの労役に従事してもらうこと。


ふっ‐こ【復古】

昔の状態・体制に戻ること。また、戻すこと。「王政に―する」


 へ

へいはく【幣帛】

神に奉献される進物の総称。「みてぐら」「幣物(へいもつ)」「にぎて」「にきで」ともともいう。(中国で進物、礼物に絹を贈る事から)

 

ほう‐げい【奉迎】

身分の高い人をお迎えすること。

ほうさい【奉斎】

神仏をつつしんで祀(まつ)ること。つつしみきよめて祀ること。

ほう‐し【奉祀/奉祠】

神仏・祖霊などをまつること。「先祖の霊を―する」

ほう‐しゅく【奉祝】

つつしんでお祝いをすること。「御即位を―する」「―行事」

 


 



ま行


まつ‐えい【末裔】

末の血統。子孫。後裔。末孫。ばつえい。「王家の―」

まんじ【万治】

江戸前期、後西天皇の時の年号。1658年7月23日~1661年4月25日。


めいれき【明暦】

江戸初期、後西天皇の時の年号。1655年4月13日~1658年7月23日。

 



や行

やまとたける‐の‐みこと【日本武尊/倭建命】

記紀伝説上の英雄。景行天皇の皇子。

気性が激しいため天皇に敬遠され、九州の熊襲(くまそ)、東国の蝦夷(えぞ)の討伐に遣わされたといわれ、風土記なども含めてさまざまな伝説が残っている。小碓命(おうすのみこと)。

 



ら行

れんたん 【練胆】

精神力をきたえること。胆力を練ること。

 



サイト説明の用語集

東京十社を説明する上で、歴史上の人物、年号、神様に対して使う言葉などを中心に用語の説明をしています。

サイトの説明文の中でカッコつきでふりかなが降ってあるものは基本的に用語集に入れましたので、あいうえお順で探しやすいように整理しました。