さ行

さが‐てんのう【嵯峨天皇】

[786~842]第52代天皇。在位809~23。桓武天皇の皇子。名は神野(かみの)。「弘仁格式」「新撰姓氏録(しょうじろく)」などを編纂(へんさん)させ、蔵人所(くろうどどころ)・検非違使(けびいし)などを設けて律令制の補強を行った。また、能筆で知られ、三筆の一人。

さくらまち‐てんのう【桜町天皇】

[1720~1750]第115代天皇。在位1735~47。中御門(なかみかど)天皇の第1皇子。名は昭仁(てるひと)。
和歌に長じ、歌集「桜町院坊中御会和歌」「桜町院御集」などがある。

しゃ‐りょう【社領】

神社の領地。社地。神領。

しゅいん‐じょう【朱印状】

朱印を押した書状。特に、戦国時代以後、将軍や武将が所領安堵(あんど)・海外渡航許可などの際に発行した公文書で、花押(かおう)の代わりに朱印を押したもの。御朱印。

じゅん‐こう【巡幸】

天皇が各地を見回って歩くこと。

しょう‐し【小祠】

小さなほこら。小さな社(やしろ)。

しょうとく【正徳】

江戸中期、中御門(なかみかど)天皇の時の年号。1711年4月25日~1716年6月22日。

じりゃく【治暦】

平安中期、後冷泉(ごれいぜい)・後三条天皇の時の年号。1065年8月2日~1069年4月13日。ちりゃく。

しんこうさい【神幸祭】

神霊が本社から他所に移る行事を中心とする祭り。渡御祭。御旅祭。


しん‐とく【神徳】

《古くは「じんとく」とも》神の威徳。

しんぶつ‐しゅうごう【神仏習合】

日本固有の神の信仰と外来の仏教信仰とを融合・調和するために唱えられた教説。
奈良時代、神社に付属して神宮寺が建てられ、平安時代以降、本地垂迹説(ほんじすいじゃくせつ)やその逆の反本地垂迹説などが起こり、明治政府の神仏分離政策まで人々の間に広く浸透した。

 

 

す 

すう‐けい【崇敬】

あがめうやまうこと。尊崇。「生き仏として―する」「―の念」

すさのお‐の‐みこと【素戔嗚尊/須佐之男命】

日本神話の神。伊奘諾尊(いざなぎのみこと)・伊奘冉尊(いざなみのみこと)の子。天照大神(あまてらすおおみかみ)の弟。多くの乱暴を行ったため、天照大神が怒って天の岩屋戸にこもり、高天原から追放された。出雲に降り、八岐大蛇(やまたのおろち)を退治し、奇稲田姫(くしなだひめ)を救い、大蛇の尾から得た天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)を天照大神に献じた。


 

せん‐ざ【遷座】

神仏または天皇の座を他の場所に移すこと。また、それが移ること。「御神体を新殿に―する」

そみん‐しょうらい【蘇民将来】

神に宿を貸した善行により茅(ち)の輪の法を教えられ、子孫に至るまで災厄を免れることを約束された説話上の貧者の名。→ 茅(ち)の輪

そん‐しん【尊信】

尊び信頼すること。また、尊んで信仰すること。

そん‐すう【尊崇】

尊びあがめること。尊敬。そんそう。「祖先を―する」

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