か行

かげん【嘉元】

鎌倉後期、後二条天皇の時の年号。1303年8月5日~1306年12月14日。

かつ‐かいしゅう【勝海舟】

[1823~1899]幕末・明治時代の政治家。江戸の人。名は義邦、のち安芳(やすよし)。通称、麟太郎。安房守(あわのかみ)。蘭学・兵学を学び、万延元年(1860)幕府使節とともに、咸臨丸(かんりんまる)を指揮して渡米。幕府海軍育成に尽力。
幕府側代表として西郷隆盛と会見し、江戸無血開城を実現。明治維新後、海軍卿・枢密顧問官などを歴任。著「吹塵録」「海軍歴史」、自伝「氷川清話」など。

かん‐じょう【勧請】

神仏の分身・分霊を他の地に移して祭ること。「熊野権現(くまのごんげん)を―する」

かん‐ぎょ【還御】

天皇・法皇・三后が出かけた先から帰ること。転じて、将軍・公卿が出先から帰ることにいう場合もある。還幸。

かん‐ぺい【官幣】

《「かんべい」とも》昔は神祇官(じんぎかん)から、明治以降は宮内省から、祈年祭・月次祭(つきなみのまつり)・新嘗祭(にいなめさい)などに、一定の社格の神社にささげた幣帛(へいはく)。

かんぶん【寛文】

江戸初期、後西(ごさい)・霊元天皇の時の年号。1661年4月25日~1673年9月21日。

ぎ‐じょう【儀仗】

儀式に用いる装飾的な武具・武器。2 儀式。

き‐ずい【奇瑞】

めでたいことの前兆として起こる不思議な現象。瑞相(ずいそう)。吉兆。

き‐ひ【忌避】

きらって避けること。「徴兵を―する」

きん‐じゅう【禽獣】

鳥とけだもの。鳥獣。「―にも劣るやから」[類語] 動物

ぎょう‐こう【行幸】

天皇が外出すること。行く先が2か所以上にわたるときには巡幸という。

きょうほう【享保】

江戸中期、中御門(なかみかど)・桜町天皇の時の年号。1716年6月22日~1736年4月28日。きょうほ。

 

けいしょう‐いん【桂昌院】

[1627~1705]徳川5代将軍綱吉の母。京都の人。名は宗子。お玉の方。3代将軍家光の側室となり、家光の死後、大奥に勢力をふるった。仏教に帰依し、綱吉に生類憐みの令を出させたといわれる。護国寺を建立。

けいちょう【慶長】

後陽成・後水尾(ごみずのお)天皇の時の年号。1596年10月27日~1615年7月13日。きょうちょう。

げんこう【元亨】

鎌倉末期、後醍醐天皇の時の年号。1321年2月23日~1324年12月9日。

げんぶん【元文】

江戸中期、桜町天皇の時の年号。幕府では8代将軍徳川吉宗の時代。1736年4月28日~1741年2月27日。

 

ごさい‐てんのう【後西天皇】

[1637~1685]第111代天皇。在位1654~63。後水尾天皇の第7皇子。名は良仁(ながひと)。
初め高松宮を継いだが、後光明天皇に皇嗣がなかったために即位。和歌にすぐれ、歌集「水日集」、日記「後西院御記」がある。


ごだいご‐てんのう【後醍醐天皇】

[1288~1339]第96代天皇。在位1318~39。後宇多天皇の第2皇子。名は尊治(たかはる)。
天皇親政・人材登用など政治の改革に努め、鎌倉幕府打倒を図ったが、正中の変(1324)・元弘の変(1331)に失敗、隠岐(おき)に流された。
のち、脱出して建武の中興に成功したが、足利尊氏(あしかがたかうじ)の謀反により2年余で新政府は倒れ、後村上天皇に譲位、吉野で死去。編著に「建武年中行事」など。


ごとば‐てんのう【後鳥羽天皇】

[1180~1239]第82代天皇。在位1183~98。高倉天皇の第4皇子。名は尊成(たかなり)。
祖父後白河法皇の院政下、神器継承なしに即位し、譲位後、土御門(つちみかど)・順徳・仲恭(ちゅうきょう)3帝にわたって院政を執った。北条義時追討を謀って承久の変を起こしたが失敗、隠岐(おき)に流された。
蹴鞠・琵琶・笛などの芸能や和歌にもひいで、新古今集を勅撰。日記「後鳥羽院宸記」がある。

ごみずのお‐てんのう【後水尾天皇】

[1596~1680]第108代天皇。在位、1611~29。後陽成天皇の第3皇子。名は政仁(ことひと)。
禁中並公家諸法度の制定などによる幕府の圧迫に対する不満から明正天皇に譲位、その後4代にわたって院政を執った。学問・詩歌を好み、洛北に修学院離宮を造営。歌集「鴎巣集」がある。


ごようぜい‐てんのう【後陽成天皇】

[1571~1617]第107代天皇。在位、1586~1611。正親町(おおぎまち)天皇の皇子誠仁(のぶひと)親王の第1王子。
初名、和仁(かずひと)、のち周仁(かたひと)。儒学・和学を好み、古文孝経・日本書紀神代巻などのいわゆる慶長勅版を刊行。

ごん‐げん【権現】

1 仏・菩薩(ぼさつ)が人々を救うため、仮の姿をとって現れること。

2 仏・菩薩の垂迹(すいじゃく)として化身して現れた日本の神。本地垂迹説による。熊野権現・金毘羅(こんぴら)権現などの類。

3 仏・菩薩にならって称した神号。東照大権現(徳川家康)の類。

ごんしゅ【厳修】

仏教で、儀式を厳かに執り行うこと。 大遠忌(だいおんき)を―する

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