相撲発祥の地・横綱と大関力士の碑
横綱力士碑
富岡八幡宮は江戸勧進相撲発祥の地として有名で、貞享元年(1684)幕府より春と秋の2場所の勧進相撲が許され、富岡八幡宮の境内で行われたのです。以降約100年間にわたって本場所が境内にておこなわれ、その間に定期興行制や番付制が確立されました。
そののち本場所は、本所回向院に移っていきますが、その基礎は富岡八幡宮において築かれ、現在の大相撲へと繋がっていくことになります。
富岡八幡宮の表参道大鳥居のくぐり本堂右わきを抜けていくと横綱力士碑を見ることができます。この碑には初代明石志賀之助から67代武蔵丸関までの四股名が刻まれていますが、その大きさは高さ3.5メートル、幅3メートル、重量は20トンに及び、横綱を顕彰するにふさわしい堂々たる石碑です。
新横綱誕生時には相撲協会立会いのもと刻名式がおこなわれ、新横綱の土俵入りが奉納されます。
大関力士碑
表参道大鳥居をくぐってすぐ右手には、 歴代大関を顕彰するために建立された 「大関力士碑」があります。
この碑は明治の頃に、9代目市川団十郎と5代目尾上菊五郎により寄進されていた2基の仙台石を活用し、昭和58年に建てられた碑で、初代大関雪見山から最近では小錦関、霧島関まで、104人の歴代大関の四股名が彫り込まれています。
またその傍らには巨人力士碑、巨人力士手形足形碑、 強豪関脇碑、 釈迦ヶ嶽等身碑等一群の顕彰碑が立ち並んでおり、横綱力士碑とあわせて、相撲名所として相撲ファンに親しまれています。
この大関碑には大関として立派な活躍をした力士を対象として名前を刻んでいます。(横綱になった力士は横綱碑にあるので、ここにはありません)
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