氷川神社(氷川明神)
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氷川神社のイチョウ(天然記念物)
氷川神社の境内には、大きな古い銀杏(いちょう)の木が2本あります。これは東京都港区指定文化財で天然記念物の「氷川神社のイチョウ」です。
目通り(地上1.5メートルの高さ)の幹径約2.4メートル。幹周約7.5メートルを測る推定樹齢400年の巨樹です。
氷川神社の記録をはじめ記載された資料はありませんが、神社が現在の地に建立された享保(きょうほ)15年(1730)には、すでに100年を超える樹齢を有していたこととなり、それ以前からこの地で成育していたと考えられます。
イチョウは、生きた化石とも言われ、一億五千万年前には地球上のいたるところで生い茂っていました。氷河期に絶滅しかけましたが、中国大陸南東部に残っていたものが、日本に渡ってきたと言われています。落葉性の大木で成長もはやく、高さ30メートルにも成長します。雌雄異株であり、この木は雄株であります。
港区内に現存するイチョウでは最大である善福寺の「逆さイチョウ」(国指定天然記念物)に次ぐ大きさと樹齢を保っている貴重な樹木です。
氷川神社
天暦五年(951)赤坂一ツ木に創祀以来、江戸幕府の尊信(そんしん)あつく、紀州徳川赤坂屋敷(旧赤坂離宮)の産土神(うぶすながみ)の由縁によって享保(きょうほ)14年(1729)吉宗公八代将軍職を継ぐに至り、赤坂今井台に神徳を謝し現社殿を造営、八代より十四代家茂公まで歴代の直拝朱印状(しゅいんじょう)が納められています。
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